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緊張性頸反射 [緊張性頸反射]
緊張性頸反射は、「原子反射」の一種です。(新生児に見られる)
緊張性頸反射は独特の動きによって赤ちゃんの神経系に何かしらの異常が起きた場合に、
発見のきっかけとなることがあります。
(生後4週間~8週間に最も顕著に見られます)
赤ちゃんを仰向けで寝かせたときに頭を横に向かせると、
顔の向いている方の上下肢を伸ばして、後頭部を向いている方の上下肢を屈曲します。
上部頸椎関節の固有受容器の興奮によって誘発されて、
頸部の伸張度に応じて四肢伸筋の緊張を変化させているのです。
緊張性頸反射は、
「非対称性緊張性頸反射」と「対称性緊張性頸反射」の二つに分けられます。
上記で説明した赤ちゃんの状態は「非対称性緊張性頸反射」とされます。
緊張性気胸 [緊張性気胸]
緊張性気胸は気胸の一種で、最も危険な状態といえます。
空気が胸腔に漏れ出し
その空気が反対側の肺や心臓を圧迫している状態をいいます。
緊張性気胸は、心臓や肺を血圧が体内を一巡するたびに必ず通る臓器なので、
ショックを来すことで、緊急に胸腔穿刺を行わないと死に至ることがあります。
急死のひとつの原因が「緊急性気胸」です。
したがって、気胸でも緊急性気胸は一刻を争い、
すぐに治療が必要な状態であるとされます。
緊張性気胸で呼吸困難が起きても、
絶対に人工呼吸をしてはいけません。
何故かというと、胸腔内圧を更に上げることになってしまうので、
肺の虚脱が亢進するからです。
治療法としては、外科手術の胸膜癒着術なども行われます。
緊張症 [緊張症]
緊張症は、あがり症と同等に考えられることがあります。
緊張症は脳にある中枢系が興奮した状態になっています。
「緊張してしまうかもしれない」という不安が強くなりすぎて、
その不安から更に緊張を高めてしまう状態が緊張症です。
対人恐怖症にも似ており、人前に出たときや人と話すときなどに、
手や声が震えるのが、緊張症によくある症状です。
緊張症を治すには、不安を取り除く必要があります。
不安によって、緊張が悪化してしまうので、
その不安をなくさなければなりません。
不安をなくす為には、精神を落ち着かせるように深呼吸をすることも、
不安をなくす方法のひとつです。
また、精神科・心療内科を受診すると、
精神を落ち着かせて不安を取り除くための薬や漢方を処方されます。
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