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緊張性気胸 [緊張性気胸]
緊張性気胸は気胸の一種で、最も危険な状態といえます。
空気が胸腔に漏れ出し
その空気が反対側の肺や心臓を圧迫している状態をいいます。
緊張性気胸は、心臓や肺を血圧が体内を一巡するたびに必ず通る臓器なので、
ショックを来すことで、緊急に胸腔穿刺を行わないと死に至ることがあります。
急死のひとつの原因が「緊急性気胸」です。
したがって、気胸でも緊急性気胸は一刻を争い、
すぐに治療が必要な状態であるとされます。
緊張性気胸で呼吸困難が起きても、
絶対に人工呼吸をしてはいけません。
何故かというと、胸腔内圧を更に上げることになってしまうので、
肺の虚脱が亢進するからです。
治療法としては、外科手術の胸膜癒着術なども行われます。
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